スキップフロアとは通常の建築の様に平面的に廊下で空間を繋ぐのではなく、縦に短く半階分ずつずらしながら空間を繋いでいく建築手法でレベル差のある複数の床をもつ建築物の層構成を、スキップフロアということも有ります。
ひとつの箱を途中で少しずらすことでナナメの線が長くなり、箱を家の中の部屋のひとつと考えれば、空間の容量(容積)は変わらないのに、空間の広がりや用途が増すと言う不思議な現象が起こり、そこで生れた空間を収納やシアタールーム、半地下などの通常のお部屋+1としてご活用いただけ、空間を最大限に活かす設計から狭小住宅にもおすすめです。
不思議な空間のお家で採用しているスキップフロア住宅は外から見ると、一見普通の2階建て。
なのに家の中に一歩に足を踏み入れると、6層構造のフロアと考え抜かれた採光により他にはない、明るく開放的が空間が広がり、その開放的な空間に集う家族一人ひとりに上質な暮らしをお届けします。
また、一般の土地はもちろん、1種低層住居専用地域、風致地区、狭小地や斜線規制の制約が厳しい地域でも縦と斜めのスペースの活用で、土地を最大限、有効活用した建築が可能となります。
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地下室はリビングに面する事で使い勝手が抜群に向上します。収納として、シアタールームとしてなど自由自在!
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スキップフロアだから可能なリビングの吹抜けによる開放的な空間がより家族の心地良い空間を演出します。
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中2階に和室を設計した場合は、家族全員が自由にくつろげる空間として、また来客時の客間としてなど大活躍。
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中2階を蔵として設計。デッドスペースを活かした収納を確保、天井高1.4m以下で固定資産税も計上されません。
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平面的な設計より、斜めへの視線で体感する気積量が増えるので、実面積以上の広がり感じる空間になる。
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床のレベル差で一つの空間でも天井高が変化する為、落ち着き感やまとまり感など空間の性格付けができる。
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キップフロア構造だけが生み出せる+1の「ボーナススペース」。今までムダにしていた空間を有効に利用。
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収納スペースなどの天井高等の条件により、階数や床面積に算入されず固定資産税の対象にならない。※1
※1自治体によっては算入される場合もあります。
家庭内の事故で最も発生頻度が高い場所が階段。スキップフロアはその階段の本数が増える為心配される方が多くいらっしゃいます。でもスキップフロアは意外に安全なんです。その理由は大きく以下の2点
- 階段が短い
- 通常1本の階段で上り下りする高さを2本の階段に分けるので、階段が短くなります。そのため負担が小さく、もし滑落しても大きな怪我につながりにくい。
またこれは場合によりますが、階段が短いと計画上の自由度が上がり、通常の階段よりやや緩やかに計画できる場合が多いので、より安全になります。 - 段差を意識しやすい
- 一般に段差が危ないとよくいわれていますが、実際には段差そのものより「気づかないような段差」が危険となり、5mm以上、250mmくらいまでの1段の段差が危険です。スキップフロアは常に上下の移動を意識することができるので、気づかずにつまずいたり踏み外したりする危険が低くなります。